自然エネルギーツアーについて

自然エネルギーツアーとは

自然エネルギーツアーとは、伊那市にある自然エネルギー関連施設を見学して自然エネルギーができる仕組みなどを学ぶことができるバスツアーです。伊那市の地形を生かした水力発電所や木質ペレット工場、薪生産現場などを見学することができます。

自然エネルギーに依拠した
循環型の生活提案

地域資源を見つめ直し中山間地域の活性化や新しい生き方の提案を計ります。 化石燃料一辺倒でなく、地域資源を活用した自然エネルギー、再生可能エネルギーを使った暮らし方が新しい生き方に繋がる。その気付きの機会を提供できればと考えます。

自然エネルギーマップ

見学施設

木質バイオマス関連施設

薪ストーブ販売と薪宅配サービス

株式会社ディーエルディー

薪ストーブのショールームでは、30台以上の各種薪ストーブが展示されています。実際に薪を燃やしているので、薪ストーブの暖かさを体験できます。また、薪ストーブの導入方法、使い方など、薪ストーブに関する詳しい話を聞くことができます。薪割り機や斧の販売もあり、薪割り体験も可能です。 ショールームの横には、巨大な薪生産拠点があり、生産の様子を見学することが可能です。ここで生産された薪は、DLDオリジナルの「薪の宅配サービス」で各家庭に届けられます。この薪流通システムは、間伐材を活用している点、薪を手軽に誰でも使える燃料として普及を目指している点に特徴があります。

木質ペレット製造

上伊那森林組合

上伊那森林組合で製造している木質ペレット「ピュア1号」は、一般社団法人日本木質ペレット協会より全国第1号で認証された高品質の木質ペレットです。また、原料に間伐材のアカマツ、カラマツ等を使用し、森林の活性化にも貢献しています。製造量は、毎年右肩上がりで増えており、平成28年は2655トンを達成しました。 ペレットストーブの展示もしておりますので、実際に暖かさを体感することができます。

温泉をペレットボイラーで加温

信州高遠温泉 さくらの湯

これまで灯油ボイラーを使用していましたが、老朽化のためペレットボイラーを導入。伊那市が設置をして、管理は同施設運営の伊那市観光株式会社が行っています。燃料は地元の間伐材から作った上伊那森林組合の木質ペレットを使いエネルギーの地産地消を実践しています。

水力発電施設

維持放流水による小水力発電

高遠発電所(高遠さくら発電所)

高遠発電所は、高遠ダムからの維持放流水(0.96m³/s)を有効活用するものです。発生電力量は、年間約1,249千kWh、 一般家庭約350世帯分の消費電力量に相当します。発電した電力は固定価格買取制度で売電し、20年間で3.2億円の純利益を見込んでいます。この発電所は「天下第一」と称される高遠の桜にちなんで、愛称を「高遠さくら発電所」としました。
発電した電気は、豊かな自然を生かした信州発自然エネルギーとして、東京都世田谷区の保育園などで利用されています。。

農業用水を使った小水力発電

美和土地改良区発電所

本発電所は、三峰川支流の黒川鷹岩砂防ダムから非持山までの13.5kmの農業用水路を流れる清らかな水を使って発電する設備です。
発電した電気は、固定価格買取制度を活用して全量売電し、収入は農業用水路や和泉原揚水ポンプ場の維持管理に充てています。

4つの発電所で効率良く発電

三峰川電力株式会社

三峰川発電所は、昭和28年三峰川総合開発事業の一環として美和ダム完成後、上流域の水資源を開発する為に 建設されました。南アルプスを源とする三峰川を水源として発電しています。4つの発電所で構成されており、全部で34,640kWの発電を行っています。伊那市以外の日本各地でも小水力発電や太陽光発電所を展開しており、再生可能エネルギーを通した社会貢献を目指しています。
また、環境活動として、河川敷のごみ拾いや不法投棄廃棄物の回収なども行い、地球環境保全に貢献しています。